2010年3月24日水曜日

ジャーナリストは嫌い。

ジャーナリストのイメージはあまりよくない、
人のプライベートや触れられたくない所に土足でずかずか入っていくイメージがある。
だから、逆にこの本は興味があった。


スクープ合戦で勝つか負けるか
それだけが彼を動かすパワーとなっている。

目の前にいる苦しんでいる人がいたら助けるべきだと思う。
彼は助けない。
しかし、それを多くの人に伝えることで
戦争の抑止力になっている。

そう考えるとそれは正しいことなのだろう。
なかなか考えさせられる本だ。

ジャーナリストについて新たな考えを植え付けられた気がする。

2010年3月23日火曜日

金閣寺

朝日新聞の百年読書会の3月の本が三島由紀夫さんの金閣寺だった。

以前読んだことがあるが、
実際に合った金閣寺放火を行った若い僧の話だ。
当然三島さんなりの解釈で書かれたものだけれど
本当に素晴らしく美しい文章で綴られている。
読んでいてスキがない。
疲れてしまう。
でも最後まで気になるから読み始めたら止まらない。
読後感はまず『疲れた』になるはず。

三島さんとぼくは絶対に友達になれない(当たり前だけど)
真面目すぎだよ。
一緒にいると疲れちゃいそう。そして絶対説教される。

対照的な位置に太宰さんがいるけど
太宰さんとも会わないと思う。

やっぱり文豪っていろんな意味ですごいんだろうなぁ

中学生の読書感想文のモデルにもなっているみたいだから読んでみてはどうですか?