2010年4月14日水曜日

ジャーナリストの宿命

ロイター通信のカメラマンの方がなくなられた。
タイでのデモ隊と治安部隊との衝突の犠牲者になった。
前回のブログで戦争ジャーナリストの話を認めとてもこの事件が印象に残っている。

カメラマンもジャーナリストとくくって話してしまうが、
彼らがいなければこの惨状は伝わらない、
結果として命と引き換えにデモ隊と治安部隊の衝突の凄まじさを伝える形になってしまった。
ご家族の方々の心中は察することができないほど悲しいものだろう。

しかし、死者が出たとしてもまだそこには争乱があるわけで、
たくさんのジャーナリストがそこには集まる。
そのおかげで世界中の人が現状を知ることが出来る。

争いは二者で行われる場合必ず、それを傍観する第三者がいる。
だから第三者にも被害が及ぶ。
第三者がいなければ、抑止力にならない。
ではジャーナリストの死は必要なのか
必要な死なんかない。

争いがなければ被害は出ない。
タイの争乱もお互い様なところが多くある。
早くどちらも気づく必要がある。
立場上、政府側が気づくべきかな。

犠牲者が国内の争いで出てはいけない。

2010年3月24日水曜日

ジャーナリストは嫌い。

ジャーナリストのイメージはあまりよくない、
人のプライベートや触れられたくない所に土足でずかずか入っていくイメージがある。
だから、逆にこの本は興味があった。


スクープ合戦で勝つか負けるか
それだけが彼を動かすパワーとなっている。

目の前にいる苦しんでいる人がいたら助けるべきだと思う。
彼は助けない。
しかし、それを多くの人に伝えることで
戦争の抑止力になっている。

そう考えるとそれは正しいことなのだろう。
なかなか考えさせられる本だ。

ジャーナリストについて新たな考えを植え付けられた気がする。

2010年3月23日火曜日

金閣寺

朝日新聞の百年読書会の3月の本が三島由紀夫さんの金閣寺だった。

以前読んだことがあるが、
実際に合った金閣寺放火を行った若い僧の話だ。
当然三島さんなりの解釈で書かれたものだけれど
本当に素晴らしく美しい文章で綴られている。
読んでいてスキがない。
疲れてしまう。
でも最後まで気になるから読み始めたら止まらない。
読後感はまず『疲れた』になるはず。

三島さんとぼくは絶対に友達になれない(当たり前だけど)
真面目すぎだよ。
一緒にいると疲れちゃいそう。そして絶対説教される。

対照的な位置に太宰さんがいるけど
太宰さんとも会わないと思う。

やっぱり文豪っていろんな意味ですごいんだろうなぁ

中学生の読書感想文のモデルにもなっているみたいだから読んでみてはどうですか?


2010年2月28日日曜日

オリンピック

今回のメダルのデザインが結構好きです。

日本人はメダルに対してすごく意識が高いのに
全く資金面での援助がない。
オリンピック募金でも行えばいいんだ。

高額募金者には選手のサインとかあげればたくさん集まる。

国が渋ってスポーツにお金使わないから
国民がなんとかするしかない

それなのに金をとれないとうだうだ言ったり、
金をとった国の選手をけなしたり、
情けない。

オリンピックの舞台に立つことが出来ただけでもすばらしいし
その中で頑張っている姿に感動すればいいのに
成績はその結果だから

結果を期待するなら
もっと国民がいろんな面で支援するべきだ。

オリンピックで盛り上がるのはすばらしいこと
自国の選手を応援し
他国のすばらしい選手に拍手が出来る。

そういう国民になりたい。

2010年2月24日水曜日

ヘアーかっと

髪を切った。
ソフトモヒカンなので、月に一回くらい切らないとただのマリモになってしまうので、比較的髪を切る回数が多い。

美容室の雰囲気は苦手だ
やたら明るいし、店員さんのテンションが高くて引いてしまう。

髪型にこだわりはない。
頭の形がよいらしいのと天然パーマなので
短髪にしている。
丸坊主は寂しいのでソフトモヒカンにしているだけ

お気に入りの床屋もないので
自由が丘か横浜の
理容協会に入っていない安い床屋さんにふらっと行く

ときどき、女性の店員にあたる。
それがとても嫌だ。
別に女性が嫌いなわけではない、むしろ好きだ。
でも
女性に肌をさわられたり、頭を洗われるのは
なんか気持ち悪い。
同性にやってもらった方がすっきりする

いやらしい気持ちではなく
どう表現したらいいかわからない。

今回は女性の店員だった。
断るのも失礼だし、
男性がいいですというのもなんか変な気がする。
女性がいいというのよりは下心がないとは思うけど・・・
なので今回は女性に髪を切ってもらいました。

女性の方が丁寧です。
私は髪にこだわりがないから
「そんなに細かくやらなくていいですよ」
と思いましたが。

女性が男性に切ってもらうってどんな感じなんだろう?
美容院て男性店員多いですよね。

2010年2月18日木曜日

雪の便りを感じて

都心で雪が降った。
今年の雪はそれほどつもらないにしろ、
回数としてはここ数年なかったほど多い

雪を見ると中谷宇吉郎さんを必ず思い出してしまう。
北海道大学教授で、世界で始めて人工の雪の結晶を作った方だ。

雪の結晶は六角形の不思議な形をしている。
それは気温や湿度によって様々に変化する。
降ってきた雪の形で上空の様子がすべて分かってしまう。
中谷さんはそれを「雪は天からの贈り物」と題した。
物理学者だが詩人だ。

彼は、寺田寅彦先生に師事している。
寺田寅彦先生と言えば、夏目漱石先生の門下生で
「我が輩は猫である」の水月君のモデルとなった方だ。
寺田先生も物理学者でありながら相当な詩人だ。

物理学者と言われると寡黙でずっと実験をしているか計算をしているイメージがある。
実際そうなのだろうが、考えていることはとてもウィットに飛んでいる。
二人のエッセイを見れば、
物理が苦手でも、とても楽しく読むことが出来る。
寺田先生であれば、満員電車での一考察
中谷先生であれば、立春の玉子
などとても面白い。
ぜひ一読あれ。



2010年2月17日水曜日

松丸本舗

松丸本舗が好きだ。
二回しか行ったことが無いが、
近ければ毎日でも通いたい。

本の迷宮であり、書斎であり、本屋だ。
売れる本が置いてあるわけではない。
読んで欲しい本が置いてある。

最近の本屋は不況の影響もあるけれど
売れる本しか置いていない。
でも、本を必要とする人は売れる本を読みたいだけではない。
本との出会いを楽しんでいる人もいる。

誰が読むかもわからないけれど手に取ってくれる人を待っている。
そこにはまさしく出会いがある。

私が本屋に行く理由は買いたい本を買いにいくだけだ。

私が松丸本舗に行く理由は本に出会いにいくためだ。
高尚な出会い系サイトだ。